エクステリアに配置するフェンスの意味とデザイン

エクステリアのなかで、「フェンス」は非常に重要な役割を果たします。
今回は、この「フェンス」の意味とデザイン、素材の選び方を考えていきましょう。

フェンスの持つ意味と注意点

フェンスとは、外から部屋のなかを見えにくくする「目隠し」の意味を持っています。
特に、家を建てる段階で、大きな道路に面して大きな窓を取り付けてしまったという家の場合は、フェンスが必需品になるでしょう。
また、飛び石などが家にぶつかったり、ゴミなどが敷地内に入ってきたりすることを防ぐ意味でも役立ちます。
加えて、泥棒などの侵入を防ぐ「防護壁」にもなるため、庭に設けておきたい設備の一つです。


しかしながら、この「防護壁」は、時に防犯上マイナスにもなってしまいます。というのも、ブロック塀のように開放感がない素材でフェンスを作ってしまった場合、一度中に入ってしまうと、「第三者の目」が届かなくなり、「泥棒に入りやすい家」に早変わりしてしまうからです。


フェンスの素材

このようなことが指摘されるようになった現在では、ある程度開放感があるフェンスが愛されるようになってきました。格子の入ったフェンスなどが、その最たる例でしょう。

フェンスの素材はさまざまです。
木を使った暖かみのあるもの、アルミを使った軽くて比較的頑丈なもの、デザインにこだわった鉄製のものなどが多数用意されています。

木製の場合は、独特の風合いが魅力で優しい雰囲気を作ることができます。反面、耐久度はそれほど高くなく、腐食や虫による被害が予想されます。
アルミのものは軽さがあり、選択肢も広く、耐久性も低くありません。ただ、ものによっては安っぽく見えてしまうのが玉にキズ。
鉄製のものは独特の重厚感があり、耐久性も高く、デザイン性が高い場合が多いです。ただ、サビの危険性があり、手入れは必要です。

これらはほんの一例です。ただ、フェンスを選ぶ際には、デザインとともに、材質を選ぶことも大切になってくるでしょう。